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昌平が夏の王者!トレンドは中学年代からの「6年一貫指導」

今夏行われた全国高校サッカーインターハイ(総体)決勝で、昌平高(埼玉)が3-2で神村学園(鹿児島)を下し、埼玉県勢として1973年の児玉高以来、51年ぶりの優勝を飾りました。主役はFWの鄭志錫選手(3年)です。2-2の後半34分、左からのクロスをヘディングで合わせて決勝ゴール。元日本代表FWの玉田圭司監督に、就任1年目での夏の日本一をプレゼントしました。

昌平高には「FC LAVIDA(ラヴィーダ)」という中学生年代の「下部組織」があり、鄭選手は3年前の主将。2021年の高円宮杯U-15選手権大会では決勝で敗れ、準優勝に終わっていただけに、高校で見事にリベンジを果たしました。対する神村学園の主力も、2021年の全国中学大会で日本一を果たした世代。両校とも、高校サッカー界においてトレンドになりつつある中学年代との一貫指導「6年計画」をいち早く取り入れ、結果を残しました。

昨年には帝京高(東京)の日比威監督が系列の帝京中サッカー部の監督、部長も兼任し、中学生の育成をサポートするなど、名門校も取り入れ始めた6年一貫指導。中学からサッカーの楽しさを教え、将来的にサッカーで活躍する選手や、社会で通用する人間を育成していきます。